お知らせ
第13回ハリス教育セミナー(9/29・月)を開催しました。#北欧教育 #鎌倉市後援

9月29日(月)、当園は、PTAとの共催、鎌倉市の後援で北欧教育のスペシャリストである(株)フィーノリッケの鈴木孝枝氏(フィーノリッケ代表)、山縣茜氏(フィーノリッケ学校長)をお招きし、子育てセミナーを開催しました。
54名の参加者が集い、盛会となりました。
また、松尾崇鎌倉市長をはじめ、鎌倉市健康福祉部福祉総務課の内藤克子様にもお越しいただき、感謝申し上げます。
【鈴木孝枝氏】
【山縣茜氏】
【会場は満席に】
【松尾市長はデンマークのフォルケホイスコーレに滞在したご経験もあられます】
講師からはデンマークにおける教育について、ユーモアたっぷりに分かりやすくお話ししていただき、会場は終始笑い声に包まれ温かく和やかな時間となりました。
第一部の講演では、ペダゴーという国家資格保有者の活躍や国と行政の在り方、幼児教育における「遊び」がいかに大事にされているのかという話でありました。
第二部の対談では、当園の佐藤美也子アカデミックアドバイザーも登壇し、「よく遊ぶには余白が必要で、またそれは大人にも不可欠なもの」であることが示されました。
ステージから「遊びが得意な人?」と会場に向けて質問された時には、真っ先に手があがった松尾市長と森園長。そして保護者のパパたち!
一人のパパからは、「家族でキャンプによく行っています」と教えてくださいました。
【わたしたち、「ホモ・サピエンス」は得意だけど、よりよく遊ぶ人、「ホモ・ルーデンス」にならないとね♪】
保護者から、「子どもがゲーム三昧で困っている。デンマークはどうか」と子どもをとりまくデジタル環境について質問があがった際には、現地事情のみならず、講師自身の子育ての悩みも交えての回答があり、会場が一体となって共感しあう時間にもなりました。
【コーヒーや紅茶、それにクッキーをいただきながらのワークショップ】
【ワークショップ後には各グループ内で、自分の考えや感想を伝えました】
【席はくじ引きで決まったのですが、「初めまして」の方とも大いにコミュニケーションを取ることができました】
教えていただいた話題のなかでも、とりわけ、「ハビトス(見えないリュックサック)」という概念は目から鱗でした。
子どもたちのことを考える前に、「自分自身がどういう自分であるべきなのか」と身につけてきた考え方や経験からとらえてきた「自分の常識」が、必ずしも「他者の常識」と一致するわけではないという気づきと、そこを起点にした子育てをどうしたいのかという哲学的な思索の時間をも与えられました。
セミナーを終えて参加者からは、
「子どもの夢を見る親の心の余裕がとても大事だと思いました。子育てに日々悩む母として、こういった子育てを学ぶ機会は、本当にありがたかった」
「デンマークのデモクラシーをベースにした子どもを宝とする教育方針が勉強になった」「もっと学びたい」という声に加え、
「デンマークの教育はハリス幼稚園の教育に通じる点がたくさんあり、ハリスの「遊び」で学んだことが、後に子どもたち・私たちのリュックに入るのだと思うと、とても嬉しくなりました」
という当園にとりましても、たいへんありがたく嬉しいコメントが寄せられました(感涙)。
これからもハリス幼稚園が「愛に包まれ、愛を知る場所」として、学びと交流の場をつくっていけるよう、取り組んでまいります。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
また、ご後援くださった鎌倉市にも御礼申し上げます。
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第13回ハリス教育セミナーを開催します。
デンマークには対人職のスペシャリスト、ペダゴーという職業があります。同国の土台を支える彼らの取り組みが、デンマークを世界で一番幸せな国々のひとつにしています。
中でも、幼児教育における考え方や実践方法は、今わたしたちが学び、日本流にアレンジしながら取り入れることに大きな示唆が与えられます。
「こんな風に育ててほしかった」「イノベーションの源はここからはじまっている」。そんなことが分かる時間になります。一緒に、ペダゴギッグ(教育学)の世界にふれてみませんか?
≪以下、詳細です≫
・日 時:2025年9月29日(月)9:15-11:00
・場 所:当園ホール
・テーマ:デンマークに学ぶ「世界で一番幸せな国が実践する幼児教育とは?」
・講 師:鈴木孝枝氏(フィーノリッケ代表)、山縣茜氏(フィーノリッケ学校長)
・参加費:無料 ※どなたでもお申込みいただけます
・申込先:当園ウェブサイト(こちらをクリック)またはお電話にて受け付けております。
※託児をご希望の方はその旨お知らせください。
・主催:ハリス記念鎌倉幼稚園
・後援:鎌倉市
・チラシ:
第13回ハリス教育セミナー(後援:鎌倉市).pdf (5.06MB)